我らが横浜DeNAベイスターズがCSシリーズファーストステージでジャイアンツを退け、広島カープへの挑戦権を得た本日、FCねぎしU-12は秋のFAリーグ全日程を終えました。
他チームはまだあと1試合残っているところもありますが、それを待たずしてFCねぎしは堂々の10チーム中10位が決定いたしました!
中途半端よりいい!逆に気持ちがいい!悔しい気持ちというかなんだんでしょうねぇ。とても勉強になった秋のFAリーグでした。やはり1部は強い。強かった。春のFAとは真逆の成績となりましたね。
幹事チームの横浜川和FCさんには大変お世話になりました。雨で試合が流れたりしながら10チームをうまくコントロールしていただきました。本日は川和さんの試合はなかったのですが、川和の子どもたちは会場準備や運営、片付けで終日グラインドにいてくれました。本当にありがとうございました。やはり強いチームは子どもたちもコーチ陣も素晴らしい方々でしたね。
結果をご覧の通り、1部のこのレベルになると春のリーグのような点差の開きがあまりありません。同点や3-1とか。(対FC本郷は0-7でしたが・・・)私が言うのもなんですがレベルの差はそれほどなく、違うのはスタート直後の集中力とか点を取られたあとの切り替えとか、そんな印象でした。
FCねぎしの子どもたちはこのチームになってからこれほど負け続けたことがなかったため、気持ちの切り替えや心構えという意味で初めての大きな壁だったかと思います。負けの悔しさ、勝つことの難しさ、強いチームはたくさんあること。色んなことを知った大会で本当によい経験になりました。
「メンタル」。これは我々にはサッカー以上に教えることができないものです。今大会中、体調不良を訴える子が多かったように思えます。FCねぎしの今大会メンバーは10人。2人休むと8人ぴったりで交代もできません。「メンバーが少ない」という声も聞こえてきます。ですが増やすつもりは全くありませんでした。FAメンバーに選ばれた責任感を持って戦ってほしかった。FAメンバーに入りたい子がいる、その子たちのことも考えて試合に臨んでほしかった。それはちょっと難しかったかな?
もちろん本当に足が痛いとかお腹が痛いこともあったかと思います。ですがここまで負け続け、さらに次も次も強いチーム、ミスが点につながる、こんなことを思ってしまうと精神的な弱さが出てしまうのも当然です。私は体調不良の半分以上はこれじゃないかな・・・と。
大人でもありますよ。なので私はこれがダメ、弱い人間だとは全く思ってません。私だって同じだし、子供のころはしょっちゅうお腹が痛くなりました。とても気持ちが分かります。
勝ち続けた春の大会は体調不良になった子なんていませんでしたからね。勝ち続けて乗っている時と負け続けて沈んでいる時、そりゃあ浮き沈みはありますよ。これが経験できたことは今後の彼らにとっては非常に貴重な体験だったと思ってます。チャレンジできる子、逃げてしまう子。どっちが良い悪いってことはなく、逃げたっていいんだってことも知る必要があるかもしれません。
あのときの
あの苦しみも
あのときの
あの悲しみも
みんな肥料になったんだなあ
じぶんが自分になるための
- 相田みつを -
6年生はあと数か月で小学校生活が終わります。中学校、高校その後には色々な壁にぶち当たります。小学校でこのような経験ができたことはきっと今後の人生に役立つでしょう。楽しい体験だけが思い出はなく、こうして仲間たちと苦しい体験も乗り越えていく、これもよい思い出になるんじゃないかな。
私は反省会をしません。それよりも沈んだ彼らをすぐにでもいつもの彼らに戻してあげたい。
と、何もしないとねぎしの子はすぐにいつものギャーギャー騒いで楽しそうなガキたちに戻ります。これでいいんだよ、ねぎしのU-12は。
ああ諸君はいま
この颯爽たる諸君の未来圏から吹いて来る
透明な風を感じないのか
- 宮沢賢治 -
今大会中、車を出していただいた方々、応援に来ていただいた方々、本当に感謝いたします。また幹事チームと今回試合をしていただいたチームの方々、本当にありがとうございました。良い経験をさせていただきました。
あすなろ、磯子区大会、そして県大会と続きます。
今後ともよろしくお願いします!
七転八倒
つまづいたり
ころんだりするほうが
自然なんだな
人間だもの
- 相田みつを -